
今日は、TVとYouTubeの戦いの話ピヨ♪
前回、宮迫博之さんと江頭2:50さんのYouTubeチャンネル登録者数対決を書きました。
あれから数日たち、宮迫チャンネルの登録者数は51.3万人、江頭チャンネルは96.4万人となっています。
ここまでは予想通りです。
そんなことより、この対決の背後で、YouTubeは新たな局面を迎えています。
それは、宮迫博之さんをスケープゴートとしたテレビ芸人側からのYouTube攻撃(ディスり)と、宮迫博之さんを必死に擁護するYouTuberたちとの攻防戦です。
前回書いた、天下分け目の合戦、YouTube戦国時代の関ヶ原の戦いの真意は、ココにあります。
今回は、そんな宮迫博之さんを妨害するテレビ芸人たち、その真意はテレビvsユーチューブ代理戦にありについて紹介したいと思います。
宮迫博之を介して巻き起こるYouTube vs TVの攻防戦
宮迫博之氏へのテレビ芸人からの執拗な攻撃vs反撃する有名YouTuberたち
一連の闇営業疑惑により、テレビから追い出された形で、宮迫博之さんはYouTubeチャンネルを開設し動画配信をはじめました。
しかし、テレビ芸人からの執拗な批判、誹謗中傷を加えられています。
大まかな批判内容をザックリいうと、「なんでYouTubeとかクソみたいなコトやるんだよ」ってことです。
YouTubeみたいなもの、YouTuberみたいなクソに成り下がるのかみたいなdisりが含まれています。
昔風にいえば、「リア充なのに、なんで非リア充の集まりに参加するんだよ」ってことです。
TV芸人が宮迫さんを批判する理由⁉
多くの芸能人は、一見、宮迫さんだけを批判しているように聞こえます。
しかし、本当は、YouTubeそのものを批判しているわけです。
宮迫さん個人への批判をすることにより、YouTubeというメディアそのものを誹謗中傷しているわけです。
その理由は、いたってシンプルです。
現在、YouTubeが、テレビに追いつき追い越そうとしているからです。
もし全く相手にならなかったら、「ザコは相手にしない」というように、これほどまでの過剰反応はしないことでしょう。
宮迫博之を擁護するYouTuberたち⁉
一方、宮迫博之チャンネルには、数多くの有名YouTuberたちが出演し、宮迫博之さんを擁護しています。
現在のところ、ヒカル、レベゼン地球、メンタリストDaigo、ホリエモンなどが代わる代わる宮迫チャンネルに出演しています。
その中でも、特に、目立つのは、メンタリストDaigoさんやホリエモンなどが語るテレビ批判です。
テレビ側からの攻撃に、YouTube側から反撃しているように見えます。
YouTube vs TVの代理戦争⁉
結論をいうと、YouTube vs TVの代理戦争だろうと思います。
今では、多くの芸能人がYouTubeチャンネルを開設しています。
しかし、なぜ、宮迫博之さんだけが批判されるのでしょうか?
宮迫博之さんがYouTube側につくなら、「テレビますますヤバくなるんじゃないか…」って感じているからだろうと思います。
カジサックやエガちゃんなんかは別にやろうとやらまいと関係ないんです。
もともとそんなにテレビに出ていたわけじゃありません。
宮迫博之さんがYouTubeをやったらダメな理由は、テレビに影響があるからです。
そして、その批判が功をそうして、今のところ、宮迫博之さん自身も方向が定まらず、チャンネル自体も伸び悩んでいます。
有名YouTuberが擁護しても、この構図はまだ変わりません。
これだけを見ても、まだテレビの影響力(世論を形成する力)は絶大ですよね。
YouTuber1人くらいなら、テレビ全体で一丸となれば潰せることを暗に証明しているようにも見えます。
2019年参院選でのN国党躍進の理由
実は、このユーチューブvsテレビの戦いは、宮迫博之代理戦争だけではありません。
つい半年前にも同じような戦いがありました。
N国党(NHKから国民を守る党)は、2019年7月の参議院選挙で、1議席獲得し、日本で9つしかない公党となりました。
言わずと知れたことですが、N国党の躍進理由は、YouTubeです。
NHKへの不満が得票数につながったとする意見は、表層的なものでしかありません。
本当の理由は、そんなところにはないと思っています。
真の理由は、リアルvsネット⁉
党首の立花孝志さんは、約10年くらい、YouTubeで活動していました。
※現在も活動しています。
多くの人は、まだ覚えていることと思います。
10年前のネットは、リアルと相反する存在でした。
立花孝志さんを表舞台で活躍させること、それがネット民の隠れた意識としてありました。
それより以前には在特会の桜井誠さんがいましたが、橋本徹さん(当時・大阪市長)との公開討論会をピークとして衰退しました。
次にネット民からの期待を背負った人物こそが、立花孝志さんだったということです。
ずっと日陰の身であった非リア充。
揶揄され軽蔑され生きてきたネット民。
その野望、希望、夢が、N国党躍進に結びついたわけです。
リアル(TV)に負けた立花孝志⁉
参議院議員当選直後、立花孝志さんは数多くのテレビメディアに出演しました。
しかし、立花孝志さんがテレビにとって敵だとわかると、全く出演オファーはなくなりました。
そして、とうとう立花孝志さんは議員辞職までしてしまいました。
立花孝志さんの議員辞職や昨今のN国党の衰退に関して、色々な意見がありますが、すべて枝葉末節だろうと思います。
根本理由は、リアル(テレビ)に敗北した立花孝志(N国党)にネット民が失望したことにあると思っています。
そして、立花孝志さんを擁護し、メディア批判を繰り広げたのも、今回と同じく、メンタリストDaigoさんとホリエモンさんです。
立花孝志さん自身も、代理戦争の意味を知っているかのように敏感に反応し、MXテレビとマツコ氏(つまりネット民vsテレビです)への訴訟をしようとしています。
まとめ
宮迫博之さんを妨害するテレビ芸人たち、その真意はテレビvsユーチューブ代理戦にありはいかがだったでしょうか。
テレビにとっては、YouTubeが伸びれば伸びるほど広告収入が減りますから、企業経営として成り立たなくなります。
一方、有名YouTuberにとっては、YouTubeのステータスをあげることが自らの価値を高めることに繋がります。
遅かれ早かれテレビは衰退し、YouTubeがメディアとしてテレビに取って代わることは明らかだろうと思います。
ただ宮迫チャンネルが伸びなければ、その時期が少し遅くなり、またテレビの勝利となることでしょう。