ネットフリックスで『極悪女王』が公開されました。ダンプ松本さんの極悪同盟のナンバー2として、その後は獄門党を結成し女帝と呼ばれるまでに圧倒的な強さを誇ったのが、ブル中野さんです。
そんなブル中野さんは『ぶるちゃんねる』というYouTubeチャンネルをやっています。
『ぶるちゃんねる』では数多くの女子プロレスラーとの対談が公開されています。ダンプ松本さんはもちろんクラッシュギャルズの長与千種さん、他にも数多くの全女(全日本女子プロレス)レジェンド級の女子プロレスラーが登場しています。もちろん松永兄弟の話もふんだんにでてきます。
今回は、そんな極悪女王を観て全女や女子プロレスに興味を持った人に超おススメのYouTubeチャンネル『ぶるちゃんねる』を紹介します。
極悪女王のリアルを知りたいなら全女の女帝ブル中野の「ぶるちゃんねる」がおススメ!
それでは早速、全女の女帝・ブル中野さんの『ぶるちゃんねる』がどのようなチャンネルか見ていきましょう。
チャンネル名
チャンネル名は、ぶるちゃんねるBULLCHANNELとなっています。
チャンネル開設日と初動画の開始日
2021年3月22日 にチャンネル開設、初動画は2021年4月1日に公開されています。
チャンネル登録者数
現在(2024年10月)時点で、12.2万人です。
動画本数
現在(2024年10月)時点で、639本の動画を公開しています。
チャンネル内容
チャンネルは基本的に、ブル中野さんとゲストの対談になっています。
ダンプ松本さん、長与千種さん、ジャガー横田さんはもちろん、マッハ文朱さん、赤城マリ子さんなど全女の歴史を語る上で欠かせない登場人物ばかりです。
ぶるちゃんねるを観れば、ストリップ小屋から始まった女子プロレスがキャバレー周りを経て、大きな体育館での興行を成功させ、とうとう東京ドームでの興行にまでたどり着く壮大な歴史がよくわかります。
そして全女崩壊の瞬間、最後の松永兄弟の様子なども語られています。
ブル中野とは
女子プロレスのなかで一番強くて凄いレスラーを挙げるなら、ブル中野さんでしょう。これほど女帝という言葉がふさわしい人はいません。
プロレスラーを目指したきっかけ
小学生の頃、アントニオ猪木に憧れてプロレスラーを目指しています。
中学生時代はほぼ和田アキ子
川口市で中学時代を過ごしていた頃のエピソードを聞くと、大阪時代男女あわせて100人以上の舎弟を従えていた頃のケンカ最強の和田アキ子とほぼ同じ印象です。
プロレス修行として、川口市の中学校をまわってケンカに明け暮れていたそうです。川口では有名な不良だったとのことです。
またプロレス修行の為に、当時中学校に無かった女子柔道部を不良仲間を集めて作るほどのプロレス好きです。
全女(全日本女子プロレス)入門
中学校を出てすぐに全女に入門しています。
※とはいっても、実は中学生時代にはすでにオーディションに合格しており、中学生の頃から巡業について周っていたそうです。
極悪同盟加入
クラッシュギャルズなどが所属するベビーフェイスを目指していたブル中野さんでしたが、ダンプ松本さんから誘いがかかります。
「鏡見てみろ、お前はデブでブスなんだからヒールだ」みたいなことを言われたとの事です。
ブル中野さんは最初は断りましたが、1週間ダンプ松本さんに説得され、覚悟を決めて極悪同盟に加入します。全女入門2年目のことです。クレーン・ユウさんからブル中野さんが極悪同盟ナンバー2になります。
覚悟の証として、半ハゲにします。
獄門党結成
ダンプ松本さんが引退した後、ブル中野さんは獄門党を結成します。それまでのヒール像をくつがえして、ヒールがかっこいいと転換させた瞬間です。ここから女帝と呼ばれるまでになります。
獄門党には井上京子、アジャ・コングなどがいました。
しかし、アジャ・コングが『ジャングル・ジャック』を結成して、女帝ブル中野さんに反旗を翻します。
アジャ・コングとの伝説の金網デスマッチ
プロレス界の伝説の試合といっていいほどの死闘を繰り広げたのが、アジャ・コングとの金網デスマッチです。
3mの金網からのギロチンドロップは今でも語り継がれています。
この試合を観ればブル中野さんが女子プロレス最強と言われる理由がわかります。
アメリカWWF(現・WWE)
全女のマットをアジャ・コングに任せたブル中野さんは、単身渡米します。
WWFでもチャンピオンとなり『世界の女帝』と呼ばれるまでになります。
アメリカで1年ばかり活躍しますが、WCWに移籍後、膝を痛めてプロレスを引退します。※2024年、日本人女子プロレスラーで初のWWE殿堂入りを果たします。
アメリカ人を巨漢の日本人が痛めつけるシーンは、迫力満点です。→動画はコチラ
引退後ダイエットとプロゴルファー
30歳でプロレス引退後は目標を失って、茫然自失の毎日だったそうですが、好きなゴルフでプロを目指します。
プロゴルファーになる為に現役当時115キロあった体重を、たった3か月で50キロ減量します。プロテストが3か月後だったからとのことです。
結果プロゴルファーにはなれずに終わりましたが、こうと決めたらやり遂げるところはさすがです。
まとめ
今回は、女帝・ブル中野『ぶるちゃんねる』を紹介しました。
ブル中野さんは女子プロレスと女子とつけることが嫌いだそうです。たしかにブル中野さんのプロレスを見ていると、男も女も関係ない『凄み』があります。現役時代は、男性ホルモンも打っていたそうです。
圧倒的なプロレス愛がブル中野を怪物にしたとも言えるでしょう。
ちなみに、あのプロレスに厳しいジャガー横田さんも「もし私がプロレスラーではなく一ファンならブル中野のファンになっていた」と言っているほどです。