坂口杏里と悲しい母の死!?対象喪失からの受容プロセス方法

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坂口杏里さんを見るたびに母・坂口良子さんの死を思い出します。

大切な人をなくした経験ありますか。

父や母、兄や弟、姉や妹、身近な人が死んで、悲しみに打ちひしがれたりするかもしれません。カレシやカノジョと別れてしまって、どうしたらいいかわからないこともあるかと思います。無くしてはじめて自分にとって大切な人だったと気づくこともあります。

 

 

坂口杏里さんのように大切な人が死んだあと、なくしたものの代わりを異性に求める人もいます。同じように無償の愛で自分を愛してくれる人を探してしまう場合があります。よく愛が重たいとか言われる人は、このケースにあてはまるかもしれません。しかし、決してうまくはいかないだろうと思います。

誰も亡くなった(いなくなった)人の代わりはできません。

 

今回は、そんな坂口杏里さんのような方の為に対象喪失と受容プロセスを紹介します。

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悲しい親兄弟姉妹の死・恋人との別れ・対象喪失と受容プロセスの方法

生きていれば誰もが大切な人との別離を体験します。

親であったり、子であったり、兄弟姉妹祖父母、親戚、友人、愛していた恋人と別れた時、時には家族のように可愛がっていたペットが亡くなった時、人は深い哀しみを味わいます。

生きていれば避けて通れないことですから、どんな人も生きていく限り克服しなければならない問題です。

(精神分析学では)対象喪失とは、愛情や依存の対象を、その死によって、あるいは生き別れによって失う体験、と定義されています。

アメリカの精神科医にエリザベス・キューブラー・ロスという方がいました。
代表的な著書に「死ぬ瞬間」というものがあります。

 

 

この本の中に「死の受容のプロセス」が書かれてあります。

それこそが「対象喪失の受容プロセス」です。

ここでいう死とは自分の死のことですが、自分の死とは一番大きな対象喪失ですから、その他の対象喪失も同じようなプロセスを辿るということです。

受容プロセスには大きくわけて5つの段階があり、基本的に、上から順番に以下の精神状態を経ていきます

否認・隔離

自分(大切な人)が死ぬ(いなくなった)ことは嘘ではないかと疑う段階です。

何かの間違いではないだろうかと思ったりします。

別離を受け入れらず戸惑っているような状態です。

怒り

なぜ自分(大切な人)が死ななければならないのか(別れないといけないのか)という怒りを周囲に向ける段階です。

自分がこんな目にあうなんておかしいじゃないかと苛立ちます。

取引

なんとか自分や大切な人が死なずに(別れなくて)すむように取引をしようと試みる段階です。

何かにすがろうという心理状態です。

亡くなる(いなくなる)前には「助けてください」、亡くなった(いなくなった)後では「返してください」と願う状態です。

抑うつ

なにもできなくなる段階です。

受容

最終的に自分(大切な人)が亡くなる(いなくなった)ことを受け入れる段階です。

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まとめ

今回は、坂口杏里さんから見る対象喪失と受容プロセスを紹介しました。

もしかしたら人の死にそれほど哀しみを感じない大人な方もいるのかもしれません。ただ多くの人は、よくわからない哀しみと喪失感に侵され、とめどなく涙が流れ、自分までもが死んでしまいそうになることでしょう。

哀しみが癒えるのが早い人もいるでしょうし遅い人もいます。ただ一つの救いは若いときに大きな対象喪失を味わえば、これから先それ以上の喪失はないことです。

坂口杏里さんは街録chで語っています。

 

 

坂口杏里さんのように、あなたの周りでも何か大きなものを喪失して(見た目にはわからないですが)心のなかで受容のプロセスを歩んでいる方がいるかと思います。このことばかりは他人にどうすることもできませんが、受容のプロセスを知っておくだけで少なくとも邪魔だけはしなくて済むかもしれません。

ちなみに本文中にたびたび「克服」と書いていますが、克服というと戦ってしまうかもしれませんので気をつけてください。受容とは悲しい現実を受け入れることです。焦らずに、ゆっくりと歩んでください。

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