人間椅子って知っていますか?
多くの日本国民はイカ天時代のネズミ男風な印象しかなく、コミックバンドくらいの認識しかないかもしれません。もちろんイカ天、なにそれ?っていう若い方も多いことでしょう。早いもので、あれから30年以上がたちました。
※イカ天とは…正式名称を「いかすバンド天国」というTBS系テレビ番組です。平成元年からたった1年10ヵ月しか放送はなかったのですが、BIGIN、たま、ブランキージェットシティ、ジッタリンジンなど多くの人気バンドを世に出しました。
それにしても、ビックリしました。まさか、こんなことになっているなんて。人間椅子の無情のスキャットが海外で人気を博し再び脚光を浴び話題になっているのです。
今日は、そんな海外で大人気の人間椅子を紹介します。
イカ天バンド人間椅子『無情のスキャット』が海外で大人気の理由とは
まず人間椅子のYouTubeチャンネルを紹介します。
チャンネル名
そのままズバリ「NINGEN ISU」になります。
チャンネル登録日
2018年11月5日となっています。
※ちなみにそれ以前の人間椅子の動画は、徳間ジャパン(レーベル)のチャンネルで配信していました。現在も徳間ジャパンに所属していますが、チャンネルだけ独立しています。
チャンネル登録者数
チャンネル開設から約10か月で、 5万1,518人となっています。
※2024年5月9日時点では、22.4万人です。
動画本数
MVやライブなど音楽動画・・・10本
その他の動画・・・11本
人間椅子の『無情のスキャット』とは
「無情のスキャット」のMVだけが飛びぬけた再生数で、240万回再生(2019年時点)となっています。
その「無情のスキャット」を詳しく見ていきましょう。
はじめMVを見たとき、ネズミ男はどこいったと思い探しましたが、なんと修行僧のような姿に変わっていました。正確に紹介しますと、左の和尚姿の方がベース兼ボーカルの鈴木研一さん。右のサムライの方がギター兼ボーカルの和嶋慎治さん。真ん中の普段着の方がドラムのナカジマノブさん。
動画を観ればわかりますが、風貌のインパクトよりも何だか音がメチャクチャ良いのです。それにしても240万回再生している割には、日本であまり耳にしません。何かおかしいと思い動画のコメント欄を確認してみると、英語のコメントがずらっと並んでいます。日本人ではなく海外の方々に評価されており、ほぼ外国人の方からのコメントで埋め尽くされていたのでした。
海外人気の理由
もちろん風貌や衣装が日本的なところで海外の方にウケている部分もあるかと思いますが、それだけでは納得できません。さらに調べましたら、このイギリス人の動画が出てきました。→『無情のスキャット』を聴いたイギリス人のリアクション
日本語が堪能なイギリス人男性の動画で、なぜ人間椅子「無情のスキャット」が外国人にウケているのかを解説していました。
・英語で歌わず母国語(日本語)で歌っている媚びない姿勢がいい。
そういうことでした。
他にも、韓国人男性が人間椅子を見て「やばい!」と言っている動画もupされています。→韓国人のリアクションはこちら
人間椅子:海外へ向けた取り組み
多分、人間椅子自身もこれほど海外から支持されるとは思っていなかったのではないかと思います。(作戦通りかもしれませんから、正直わかりませんが。)
YouTubeってやっぱ世界配信しているんだなあと(今回、人間椅子現象を見て)改めて感じます。特に音楽のジャンルでは、ピコ太郎(2016年)や、そのちょい前(2013年)には韓国PSYの「江南スタイル」が世界的ヒットを飛ばしています。そして2019年が人間椅子ですから、こうして見てみると3年に1度アジアのアーティストが脚光を浴びるという周期のようなものがあるのかもしれません。
1か月前に観た時には英語字幕はありませんでしたが、今日観てみたら「無情のスキャット」に英語字幕が入っていました。さらに海外ファンに向けてのメッセージ動画をチャンネルTOPページに貼り付け公開しています。→動画はコチラ
「We are Japanese HardrockBand」からはじまる40秒ほどの動画になっています。英語への戸惑いが感じられて面白いです。是非、ご覧ください。
まとめ
今回は、人間椅子のYouTubeチャンネルを紹介しました。
何かふと気になる人が思い浮かんでYouTubeで検索したりします。どういうキッカケか忘れましたがイカ天バンドの動画を観ていました。何だか懐かしいなあと思いながら観ていましたところ、当時の人間椅子が出てきました。大人になって改めてみると「結構いいじゃん」みたいな感じになりました。そういえば人間椅子って「今なにしてるんだろう?」とYouTube検索しましたところ、なんと驚くような事態になっていたのでした。
人間椅子はデビュー30周年(2019年時点)だそうです。
ずっと変わらずに自分の道を進んでいてこんな風に成功した姿を見ると、何だか胸が熱くなります。
これからも海外や、そして日本でも益々の活躍を願っております。2020年ヨーロッパツアーが決定したそうです!→動画はコチラ
※2024年5月9日時点で『無情のスキャット』は1526万回再生となっています。