2023年も残るところあと1か月を切りました。今年のYouTube物語大賞は『エリカと奈緒美の物語』に決定しました。
『エリカと奈緒美の物語』は、YouTubeチャンネルダメ派遣男まさおのコンテンツになります。
現在派遣で働くチャンネル主であり語り部である正男。そんな正男がなぜ1200万円もの借金を背負うことになったのか?その経緯を正男自身のナレーションで語る物語こそが『エリカと奈緒美の物語』なのです。
今回は、そんなダメ派遣男まさおチャンネルと『エリカと奈緒美の物語』を紹介します。
ダメ派遣男まさおYouTubeチャンネルとは
まずはダメ派遣男まさおのYouTubeチャンネルの基本情報を見ていきましょう。
チャンネル名
チャンネル名は、ダメ派遣男まさおです。
チャンネル登録日
2022年5月26日に登録となっています。
登録者数
チャンネル登録者数は、12.2万人となっています。
動画本数
131本となっています。
総再生回数
動画すべての総視聴回数は、2091万8466回となっています。
チャンネル内容
まずはチャンネル概要欄から引用します。
現在48歳。派遣社員として働きながら物流倉庫のバイトをしています。飲み屋の女の子、エリカを好きになって借金をしてしまいます。それから、彼女のために全てを失いましたが何とか生きてます。
エリカと出会ってからの俺の人生を見てもらえたら嬉しいです。
節約レシピ。晩酌と料理が好きです。俺のレシピはダイエット向きではありませんので、ダイエット目的での使用はお控えくださいね。
再生回数的には派遣低収入アラフィフデブ男の日常動画の方が視聴回数はダントツ多い状況です。
再生回数1位は、以下の【月収8万円でも楽しく生きる】独身、派遣男の給料日で、なんと290万回再生されています。
正男は料理がものすごく上手です。
これは『エリカと奈緒美の物語』で出てきた寿司店でのバイトが活きているのかもしれません。
ただ料理も日常も面白いのですが、個人的には冒頭でも書いたように『エリカと奈緒美の物語』が超おススメです。
エリカと奈緒美の物語とは
この一連の物語動画『エリカと奈緒美の物語』は2022年5月~2023年6月まで約1年をかけて完結しました。
完結までの動画本数は、計49本もあります。
第一話目は【第1回】【借金1200万円派遣独身男】飲み屋の女にハマって1200万借金した派遣48歳独身男というタイトルです。再生回数は約29万回となっています。
最終話は、【エリカと奈緒美の物語 最終話】俺たち三人が一緒にいるためにです。こちらは約16万回再生されています。
あまりに面白すぎて一気見してしまいました。ネトフリならともかくYouTube動画の物語を一気見するのは初めての経験です。
最終話ではなぜこのような一連の動画を1年もかけてYouTubeでアップしてきたのか、その理由が語られおり、不覚にもぽろっと涙がでてしまいました。
ネタバレしない程度のあらすじ
そもそもの始まりは、九州のあるキャバクラでした。
エリカはキャバクラ嬢で、正男はお客です。
エリカを気に入った正男は、借金をしてまでキャバクラに通います。
ここまではよくある話です。
ただここからがこの『エリカと奈緒美の物語』が他とは一線を画すところです。
エリカがキャバクラを辞めたあとも正男との奇妙な関係は続きます。
正男はエリカを愛しています。
しかし、エリカは正男を男としては見ていません。
さらに、新たにそんな2人と行動を共にする奈緒美という女性が加わります。
そこから3人の20代~40代に入る前までの約15年、正男の両親、エリカの出産、奈緒美の彼氏などなど奇妙な日常生活が続いていくのです。
もしこれが小説なら起こり得ないだろう筋書きで、正男がダメとかバカとか思えないごく自然な成り行きでリアリティのある物語です。
裏・エリカと奈緒美の物語
もう一つダメ派遣男まさおにはチャンネルがあります。
いわゆるサブチャンですが、ダメ派遣男まさお・裏物語というチャンネル名です。
実は、このサブチャンでもう一つの物語『裏・エリカと奈緒美の物語』が語られています。
まとめ
今回は、ダメ派遣男まさおと『エリカと奈緒美の物語』を紹介しました。
現在雨漏りや階段が抜けるようなボロ屋に住んでいるダメ派遣男まさおの日常動画は、はじめに『エリカと奈緒美の物語』を見ることで奥行きが増します。極論をいえば男は誰もが正男です。それが言い過ぎなら正男的要素を持っています。多額の借金を背負い貧しい生活をしているにしても、むしろ濃密な青春時代を2人の女性と駆け抜けた正男を羨ましくなります。
2023年前半に終了した物語ですが2023年を通してこの『エリカと奈緒美の物語』を凌駕する物語はありません。互角の争いをする物語は、TBS日曜劇場の『VIVANT』とネトフリの『聖域ーサンクチュアリー』くらいでしょう。
いつか単行本化して、3人の報われぬ日々が昇華することを祈っています。
百聞は一見にしかずですから、是非ご覧ください。