鹿児島県医師会が前代未聞の記者会見を開いたことを知っていますか?
元職員による強制性交を全面否定し、冤罪を主張する内容です。
2時間ばかりある動画ですが、久しぶりに良い意味でも悪い意味でも歴史に残りそうな記者会見だった為、全部観てしまいました。
今回は、そんな鹿児島県医師会の前代未聞の記者会見を紹介します。
強制性交否定&冤罪主張!?鹿児島県医師会の記者会見がヤバい!!
鹿児島県医師会はYouTubeチャンネルを開設しており、今回の記者会見動画がアップロードされています。→鹿児島県医師会YouTubeチャンネルはこちら
このチャンネルは2024年6月28日に開設されています。この記者会見の動画を一般公開する為に開設されたチャンネルのようで、今のところチャンネル内には今回紹介する動画1本しかありません。
ただ一般人はそこまで関心がないのか現在(2024年7月8日時点)、動画再生回数は3714回、チャンネル登録者は38人のみとなっています。
鹿児島県医師会の強制性交冤罪主張記者会見動画
さて、問題の動画はコチラです。
2時間ある記者会見ですが、時間がある方は是非観てほしい動画です。
これまで記者会見といえば船場吉兆など面白いものがありますが、個人的には引けを取らない内容だろうと思います。この鹿児島県医師会の記者会見も、歴史に残るものになることはほぼ間違いありません。
鹿児島県医師会の記者会見を観た感想
色々と不思議な会見ですから、思いつくままおかしな点を列記します。
まずビックリするのが、被害にあったと主張する女性と元職員の男性とのメールやLINEのやりとりを公表したところです。「このように2人は親密だから、強制性交にあたらない」と鹿児島県医師会は主張しているのですが、この主張が通るなら現在係争中のダウンタウン松本人志氏の強制性交疑惑も冤罪になることは間違いありません。
あとはやはり男女間の争いに対して、鹿児島県医師会が会見を開いて説明するのも異常な気がしました。もしこの内容での会見なら、強制性交の有無は当事者である元職員の男性がやるべきでしょう。男性が、この記者会見のような主張をするのはあり得るのかもしれませんが、鹿児島県医師会がなぜ男女の関係にここまで踏み込むのかわかりかねます。
わかりやすく松本人志氏で例えるなら、現時点で吉本興業が強制性交が無かったと結論付けたと記者会見していることと同じことです。当然「松本人志を出せ」となるでしょう。それにやはり司法の判断前(刑事は不起訴だが検察審査会に請求中で民事は係争中)に、「なかったと結論付ける」と言われても何のことかわかりません。
鹿児島県医師会の主張は、わざわざ相関図に9歳年長と但し書きをして、9歳年上の女性が年下の男性を誘ったような主張です。医師会は、記者の質問に「相関図での9歳年長記載は部下ではなく先輩だったことを主張する為」との説明ですが、この書き方だとどうしても年増の女性が若い男をたぶらかしたみたいな印象を持たせようとしてる気がしますし、そう思われても仕方ないでしょう。印象としては、被害を訴えた女性を嘘つきと言っているのと同じことになっています。
わざわざ警察に行き被害を訴えたり、民事訴訟で賠償を求めることは労力がいることです。ただのハニートラップでそこまでのことをする理由が分かりません。この元職員がよほどの金持ちか、そうでなければ元職員の男性がそれ相応の恨まれることをしたと考えるのが普通でしょう。それがたとえ強制性交でなくても。
あと、鹿児島県警との癒着疑惑でマスコミによる被害を受けていると主張する医師会のメンバーにも、ものすごく違和感があります。新型コロナの時で存在感を発揮したように権威ある組織に何かしらの疑惑が出たのですから、追及されるのは当たり前です。
まとめ
今回は、鹿児島県医師会の強制性交否定会見を紹介しました。
本当は警察との癒着はないことを言いたかっただけの会見なはずですが、なぜか終始強制性交否定の会見になっていました。医師会が、男女間のメッセージのやりとりまで公表するという前代未聞の記者会見です。
今回の会見で警察との癒着が無かったことを主張したかったのなら、警察とのやりとりだけを公表すべきで、被害を訴えている女性との個人的なやりとりを公表する必要はなかったはずです。このあたりで何の会見なのかよくわからないことになった印象です。
ニュースサイトハンターなどマスコミをけん制することには意味があるのかもしれませんが、一般の人々には新たな疑惑が芽生えた会見になっています。一般人にとっては、強制性交に関する世論の状況をわかっていない時代錯誤な会見だったという印象です。
ただ医師会のメンバーも弁護士の方も人間臭く率直に話す人ばかりで、稀に見る退屈しない記者会見になっています。
是非、ご覧ください。